ヨングダHP

日々の事、趣味、気になった事の徒然。

君が急に寒くなったねといったから、今日は老化記念日。

今週のお題は『急に寒いやん』だそうであるが、まず端的に言ってしまえば、それは要するに「老い」だ。語尾が狂ってるところから見ても間違いない。

 

まずもってである。情報が氾濫するこの時代に、ダメージを受けるような急な事なんぞ、そうそう起きはしないのである。せいぜいが地震か隣宅からの火災、課金ゲームの運営終了位のものだ。

 

まあ確かにここ最近は寒くなってきたとは思う。

だが、思い返せば朝のニュース番組でも繰り返し「来週からは気温がぐっと下がり〜」などと告知がなされていた気がする。

 

薄手のカーディガンなど一枚羽織るものがあると良いでしょう、などどアドバイスされ、Tシャツかパーカーの二択しかねえよ、と朝から陰鬱な気分になっていたので、間違いないだろう。

 

また、家でテレビは一切見ません、エンタはYouTubeで十分です、という頑固一徹な方々もいるだろうが、その場合、その頑固さを形成する程の人生経験があれば、本来問題ないはずだ。

 

幸いにして私の知る限りでは、まだ春夏秋冬がひっくり返るほどの天変地異は発生していない。

なので安心して欲しい。今年去年と同様に、クソ暑い夏から肌寒い秋へとクラスチェンジした筈である。

 

ではなぜこうまで度重なる告知、経験を経て「急に」寒くなったと口走ってしまうのかといえば、それは老いによる処理能力過多のためだ。

 

希望溢れる若人達にはまだ分からない境地なのだが、我々のように老化を友としている者たちは、とかく生きるのに一杯一杯なのである。

 

分かりやすく例えてみると、型落ち据え置きゲーム機な上、長年の使用によりボタンが半分使えない状態、が近かろうか。

 

ジャンプも出来ずに、どうにか誤魔化しながら横移動(※社畜プレイ)しているところに、「あ、そこで1UPポイントあるよ」と言われても「うるせえ」としか言いようがない。

 

我々にとっては、日々の告知は「いつか来るかも知れない情報」であり「それに対処するのは直面したその時の自分」と丸投げするだけのものなのである。

 

こういう奴らは例え毎年のことであっても、年末年始にクローズされた銀行の前でしょぼくれて立ちすくんだりするのである。なんだただの私か。

 

賢明な諸兄は「いやー、急に寒くなってきましたね〜」と口走る私たち(同僚上司)がいたならば、老化の始まりを疑うが良いだろう。

情報流出などセンシティブ案件にはタッチさせず、シンプルなお仕事を発注することをオススメする。

会社は倒産せず我々はハッピー。WIN-WINだ。